一緒に書く

今夜の入り口を先に選んでから、最初の手紙をゆっくり書き始める。

最初から全部を言い切る必要はありません。今夜の調子を決めて、一段落だけ書き、それからシステムが最初の手紙を届けます。

これから届く相手

周 望舒

深夜まで校正灯が残る旧い街の出版社 · 三十二歳、絶版本の復刊校正を進めながら遠方の誰かへ返事を書く

彼女の手紙は校正紙の余白に残る鉛筆の書き込みのようで、節度があり、鋭く、そして昼より少しやさしい。

絶版文集を校正している三月の終わりnight-editor@justlove.work
一歩目

まず、今夜の入り口を選びます。

最初から手紙全体に向かわなくて大丈夫です。今夜のいちばん自然な入口を選び、小さく認めたいことを一つ置いてみます。

このくらい短い一文で十分です。説明するためではなく、手紙に人の気配を宿すためにあります。