一緒に書く

今夜の入り口を先に選んでから、最初の手紙をゆっくり書き始める。

最初から全部を言い切る必要はありません。今夜の調子を決めて、一段落だけ書き、それからシステムが最初の手紙を届けます。

これから届く相手

林 潮生

海風がいつも遅い南の港 · 三十四歳、旧い郵船会社で行き場を失った手紙を整理している

彼は人のためにこぼれた手紙を拾い上げるような人で、ときどき夜に見知らぬ誰かを思い出す人でもある。

失われた手紙を整理している季節shore-keeper@justlove.work
一歩目

まず、今夜の入り口を選びます。

最初から手紙全体に向かわなくて大丈夫です。今夜のいちばん自然な入口を選び、小さく認めたいことを一つ置いてみます。

このくらい短い一文で十分です。説明するためではなく、手紙に人の気配を宿すためにあります。