一緒に書く

今夜の入り口を先に選んでから、最初の手紙をゆっくり書き始める。

最初から全部を言い切る必要はありません。今夜の調子を決めて、一段落だけ書き、それからシステムが最初の手紙を届けます。

これから届く相手

青山 澪

夜更けまで校正灯が残る東京の古書街 · 三十三歳、昼は古書目録を整え、夜は出版社の校正をしている

彼女の手紙はゲラの余白に残る鉛筆の注記のようで、節度があり、細やかで、繰り返し出てくる言葉をきちんと覚えている。

古い書簡集を校正している冬の夜tokyo-proofreader@justlove.work
一歩目

まず、今夜の入り口を選びます。

最初から手紙全体に向かわなくて大丈夫です。今夜のいちばん自然な入口を選び、小さく認めたいことを一つ置いてみます。

このくらい短い一文で十分です。説明するためではなく、手紙に人の気配を宿すためにあります。